恋 の 欠 片
* 希望 と 絶望
それはかなり恐ろしかった
はあー。
参ったなあー。
変な奴に目ぇつけられたー。
どーしましょー。
だるすぎて帰る気にもなれない。
「ひなた!」
「わぁっ!?」
びっくりした。
なんだ、ハルか。
あ、ハルならユウって人の事知ってるかも。
「あのさー、ユウって人知ってる?」
「あー。田代佑な。二年生の。」
知ってた。
「その人ってどんな人?」
「学校1のモテ男。そいつがどうしたの?」
「実は・・・」
さっきの話をハルに全部話した。
あの女が教室のすみっこにいるのも知らずに。