恋 の 欠 片
日常→非日常
朝。
学校に行くと由菜が私に駆け寄ってきた。
「ひなた!ひなた。ひなたぁー」
私の胸に飛び込んできた。
由菜は泣いていた。
「ひなたの事、心配だったんだからあー」
「ごめんね。由菜にまで心配かけさせたくないよ・・・」
「そんなことない。由菜はひなたのこと守る!」
その言葉が嬉しくて泣きそうになる。
由菜は友達思いなんだな。
親友が由菜でよかった。
「由菜、もう泣かないで。私は大丈夫だから。」
と言うと由菜は少ししてからいつもの笑顔に戻った。
由菜は笑顔が一番!
五時間目の授業中、あやちゃんから手紙が回ってきた。
手紙には、
心配したよ、もう田代とは会わない方が良いと書いてあった。
そうだね、もうあいつと会うのは止めよう。
が、しかし。事態は急展開する事になる。