恋 の 欠 片



「死ね!」



今度は泣き顔だ。




「ハル・・・」



反射的に呼んでしまった。



ハルは私の肩を抱いた。



「そうやって男にコネるのね」



「ちがっ・・・」



「どこが違うって言うの!?キモイんだよ!」



「やめろ」



ハルが低い声で言った。



< 39 / 52 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop