ようこそ片思い恋愛相談所へ!
「ほら、言ってみ」

引き下がりそうにないので仕方なく

「直に…聞きたい…癖に…」

言ってみたけどめちゃ照れる

すると今度は瑞季さんが

「本当は会って今すぐ抱きしめたい。そしてアンタの声を直に聞きたい、オレの事が好きだと言うアンタの声を一晩中聞いていたいよ…」

「みっ、瑞季さん…?」

「って感じ?」

「へっ!?」

「アンタ、何マジになってんの?あーあ、良い気分転換になったわ。じゃおやすみ。腹出して寝るなよ」

「あ、はい…おやすみな」

ツーッ ツーッ ツーッ…

って電話切るの早くない?

それにどうしてくれるのよ

今から寝るのにこんなにドキドキさせて…

結局、あれだけ眠くて仕方なかったのに

瑞季さんからの電話のお陰で私は眠れない夜を過ごす羽目になってしまった
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