ようこそ片思い恋愛相談所へ!
ある朝、出勤するといつもの座り心地のいい椅子に瑞季さんが座っていた

瑞季さんは目を閉じている

ゆっくり近づく

初めて瑞季さんを見た時を思い出すな

私の気配に気づくと

「アンタか…おはよう」

と言う

髭が生えていようが頭がボサボサだろうが

やっぱり瑞季さんはカッコいい

むしろ色っぽい

「お、おはようございます」

ドキドキしながら返す

「これ、真っ先にアンタに読んでもらおうと思って。やっと書けた」

とずっしりと重い原稿の束を渡された
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