ようこそ片思い恋愛相談所へ!
『………………ふと、窓の外を見ると雪待月が出ていた。今夜は降りそうだ。俺はきつく彼女を抱きしめると、これからは寒い夜も悪くないと思った。 完 』

長編ながら物語に引き込まれ一気に読む事が出来た

読み終えても暫く動けなかった

胸が熱くなって息もしずらいくらいに気持ちが高ぶっている

さっきまで頁を捲っていた指先にまで熱を感じる

『雪待月』は今までの瑞季さんが書く恋愛小説とは全然違っていた

繊細さも緻密なストーリー展開もなく

感情のままにどこまでも荒々しく激しい恋

主人公の男性が発する言葉の一つ一つがどれもストレートで真っ直ぐに心に響く

瑞季さんが私に伝えたかった気持ちが小説を通して伝わってきて

私の中から抑えることの出来ない気持ちがどんどん溢れてくる…

「瑞季さん、私…」
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