ようこそ片思い恋愛相談所へ!
「し、失礼」

さっと手を引くとまたいつものサイボーグ高砂に戻っていた

だけど心なしか高砂さんも少し顔が赤い気がする

「とにかく、ちゃんと公表の場を作るまであなたも抜かりなくお願いします。私は一旦、社に戻りますので」

そう言うと高砂さんは会社に戻って行った

ビックリしたな…

そうだよね。高砂さんだって人間だもん。笑うこともあるよ

だけど何ていうか…高砂さんの笑顔にちょっとときめいたんだよね

「手、おっきかったな」

呟きながら自分の頭に手をやってみる

瑞季さんとは真逆のゴツゴツとした高砂さんの大きな手の感触を思いだしまた赤面する
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