ようこそ片思い恋愛相談所へ!
「あっそ、じゃ電話するか。警察っと」

もう片方の手で胸ポケットから携帯を取り出す彼

今にも電話を掛けようとする
それは困る…





「まっ待ってくだ…さい…」

「なに?」

「…や…ます…」

「はあ?聞こえねぇんだけど」

「や、やります…」





ダメだ。完全にこの人のペースにはめられてる様な…気がする

「チッ、最初からそう言えよ、手間取らせやがって」

し、舌打ちされた…
しかもめちゃキレイな顔で…

妙にへこむ

目の前の男の人はやっと携帯をシャツのポケットへとしまってくれた

よ、良かった。取り敢えず犯罪者にならなくて…

ところで私の手いつ離してもらえるんだろう

まだ私は彼に手首を捕まれたままだった

なんか…き、緊張するんだけど…

って私が思っているとーーー





「アンタさあんまり男に慣れてないだろ?」



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