ようこそ片思い恋愛相談所へ!
高砂さんは

「少し席を外します」

と言うと

何だかんだ言う着物姿の品の良さそうなおばさんを無理矢理連れて出ていった

何か疲れた

はぁ…何だったんだろ

思わずカウンターに突っ伏すと

「何か面白い事になってんじゃん」

「瑞季さんっ!!」

瑞季さんがニヤニヤしながら立っていた

「意外だなぁ、アンタがこんなにも早く寿退社する事になるとはねぇ」

からかうように瑞季さんが言う

「ち、違いますっ!何かよく解らないけどきっと事情があるんですよ」

「へぇ、事情ね」

と言うと急に真面目な顔して
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