アイライロ
あなたにアイコトバ届くかな?
【Shota】


「…この後どうするん?」




「俺はーもう帰る」






「…そっか」






なんやねん大倉。

俺にもっと居て欲しいんかな。



これって自惚れ?







「さっきのじゃ物足りひんかったん?」





ふざけて聞いてみたつもりやったのに









「ぉん」






「……」







大倉が俺に甘えてくる

珍しい。






「章大…さっき余裕やったから」






「別に余裕なん無いよー?」






これはほんまのこと。

でも最近大倉の攻め激し過ぎるかな思てるのもほんまのことやった。









「…。」

黙る大倉。







「なになに?どしたん(笑)」





「章大はほんまに何も考えてないん?






せっかく付き合えたんやからもっと…うわっ!」






「お前ほんまかわえぇなあ。

さっきはあんな男らしかったんに(笑)」





「ほっとけあほ!」






「んっ」



唇とともに繋がる思い







大倉のキスは少しだけタバコの香りがした







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