アイライロ
【Tadayoshi】
腹立つ
「んっ…ただよ…しぃ…いややあっ」
「いやや無いやろ?」
仕返しのつもりでちょっと激しくやってやった。
俺やって章大が欲しいし
章大やって俺のこと…
「章大…」
「あぁっただよしぃ…あかんっ」
甘く切ない時間はあっという間に過ぎ、
俺の「帰ってほしくない」という思いとは裏腹に
「ばいばーい」という呑気な声を残して章大は帰って行った
最近章大の体に無理をさせていると思う。
でも
「俺かて余裕無いねん」
こぼれた独り言は行く場もなく部屋の片隅に落ちて行った
いま章大は
俺以外の誰かと関係を持ってる
少し前から気になっている今にも消えそうな
『印』
俺が付けた覚えはないから
章大は他に…
でも離れたない
離したない
始めて章大にフラれたときみたいに1人になりたない
もうあんな思い二度としたないねん
「章大…お願いやから
俺と離れんといて
俺以外もう誰も見んといて欲しい」
そう言えたら
どんなに良いことだろう
でももしそれを言って嫌われたら…て考えると
「どんだけヘタレやねん」
涙がこぼれたのを見てみぬフリして
俺はタバコに火を付けた
腹立つ
「んっ…ただよ…しぃ…いややあっ」
「いやや無いやろ?」
仕返しのつもりでちょっと激しくやってやった。
俺やって章大が欲しいし
章大やって俺のこと…
「章大…」
「あぁっただよしぃ…あかんっ」
甘く切ない時間はあっという間に過ぎ、
俺の「帰ってほしくない」という思いとは裏腹に
「ばいばーい」という呑気な声を残して章大は帰って行った
最近章大の体に無理をさせていると思う。
でも
「俺かて余裕無いねん」
こぼれた独り言は行く場もなく部屋の片隅に落ちて行った
いま章大は
俺以外の誰かと関係を持ってる
少し前から気になっている今にも消えそうな
『印』
俺が付けた覚えはないから
章大は他に…
でも離れたない
離したない
始めて章大にフラれたときみたいに1人になりたない
もうあんな思い二度としたないねん
「章大…お願いやから
俺と離れんといて
俺以外もう誰も見んといて欲しい」
そう言えたら
どんなに良いことだろう
でももしそれを言って嫌われたら…て考えると
「どんだけヘタレやねん」
涙がこぼれたのを見てみぬフリして
俺はタバコに火を付けた