you know,I love you
「い、いただきまーす!!」


いつも家でしているように両手を合わせて声をあげる。

キッチンからくすくす笑う声が聞こえたけど

もうそんなの関係なかった。




キラキラ輝いてるスクランブルエッグにマッシュポテトと

カリカリなのにジューシーなベーコン、グリーンサラダ

一緒に出てきたクロワッサンはバターの香りがさらに食欲を誘う。



「おいしー!!」


思わず声をあげると、コトンとテーブルの上にマグカップが置かれた。


どうやらさっき作っていたのはこのカフェオレのようだった。


ほのかに感じる苦味とあったかい甘さに思わずため息が出る。


あたしが幸せに浸っていると、彼は自分の分のコーヒーを注いでソファーに腰をおろした。
< 14 / 33 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop