you know,I love you
でも、あれ・・・?


「あの・・・食べないんですか?」


良く見れば、その朝食セットは私の分しか用意されていない。


彼はしばらく黙っていたけど、返事の代わりのコーヒーを口元に運ぶと

「どうぞ」というように手のひらをこちらに向けた。





朝ごはんは、コーヒーだけ・・・





まるでドラマか何かみたい。

あたしとは世界の違うオトナ、って感じ。




あたしはほんのりあったかいカフェオレに口をつけながら

テレビのスイッチを入れる彼を見つめた。
< 15 / 33 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop