you know,I love you
「ご、ごちそうさま・・・」


じっと見つめていたら、ドキドキしている自分に耐えられなくなり

慌てて立ち上がる。



すると、彼もゆったりと立ち上がり飲みかけのコーヒーをテーブルに置くと

「送っていく」とだけ言った。







「あ・・・」




一人で帰れる、と言おうとしたけど

もう一度彼の姿をよく見て気がついた。




「オレも店に帰るついで」



彼が黒ヒョウに見えた理由


黒いワイシャツに黒のスラックス



あきらかに部屋着ではなかった。





きっと酔ったあたしが無理やり頼み込んだんだろう。


ああ、記憶がないって怖い・・・
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