you know,I love you
友情Х恋愛
「名前はね~、カオルさん」





あたしは親友のるみと構内のカフェテリアでランチをしながら昨日のことを話した。



「年は35歳」


「ってことはあたしたちより13歳も年上かぁ。うちのお兄ちゃんよりも年上だね」






るみはレディースセットのパスタをぐるぐるとフォークに巻き付けながら言った。







るみは高校時代からのあたしの親友で、生まれつき足が悪い。

いつもおしゃれな杖をつきながら歩いているのだ。




「奈緒の恋人はずっとあたしだと思ってたんだけどな~」


とるみは少しだけいたずらっぽい顔で笑った。



「どういう意味?」


本当にるみが何を言いたいのかわからずそう返す。


すると、本当にわからないの?と念を押された。

素直にこくんとうなづくと、るみは手にもったフォークを一度お皿の上に置いた。
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