you know,I love you

この人といると、すごく居心地がいい・・・

カオルさんの笑顔を見るだけで、小さく胸が高鳴って

でもそのドキドキも決して嫌な気分のものじゃなくて

すごく心地いい



そういえば、カオルさんの顔色も前より少し良くなってきたように見える。

「ん?」

そう思いながら、カオルさんの顔をじっと見てしまう。

「何?おかわりならないぞ」

カオルさんが作ってくれるごはんはお母さんが作るのなんかよりずっとおいしくて

思わず毎回おかわりしちゃうくらい。

カオルさんはあたしが食べ過ぎないように調節してくれる。





でも、もしかして、あたし太ったかも!?




「何?一人で赤くなったり、青くなったり」



あたしはカオルさんの問いかけにも答えずにフォークを置くと

自分のほっぺを引っ張ってみた。




やっぱ太ったかも!!



カオルさんもガーリックの匂いが食欲をそそるペペロンチーノを口に運ぶのをやめて

不思議そうな顔であたしを見る。




「あたし、カオルさんのごはんで太っちゃったかも」



あたしのその言葉に、カオルさんは一瞬驚いたような顔をして固まった。
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