you know,I love you
いったー・・・・
完全に二日酔いだ・・・・
ガンガンと頭を叩くような頭痛に手を当てながら、ゆっくりと振り向く。
「っ!!!」
ドキッとしたと同時に再び激痛。
その痛みに耐える意味もあったけど、夢だと思いたかったので
一度ぎゅっと目を閉じてから、もう一度ゆっくり開いてみた。
そこには片腕を腕枕に取られている男の人がいる。
だ、誰・・・だっけ?
ズキンズキンと鼓動とともに激痛を走らせている脳からは
いくら考えても答えは出てこない。
あ、でもこの黒いワイシャツは見覚えがあるような・・・・
そう思いながら、あたしはじっとその人の顔を見つめた。
どう見ても年上。
しかもかなり・・・