ふたり。
「んっ。痛いよ」
私は思わず陸に抱き着いた。
陸はそんな私をソファーに突き飛ばすと残りのシャンパンを私の顔にかけた。
「なにすんのよ!」
私は立ち上がろうとした。
でも肩をガッツリ抑えられていて立ち上がれない。
陸の顔は楽しそうてニコニコしていた。
「こっちの方が美味しそうだよ」
陸はそういって私に熱いキスをした。
「凛は痛い方が感じるね」
陸が楽しそうに笑っている。
その笑顔はとても無邪気で可愛かった。
「でも私、ノーマルだよ?」
陸の手が胸まで辿り着いた。
「俺だってノーマルだよ。でも凛はいじめたくなる」
私は陸の首筋にキスをした。
自分からキスをしたいとおもった男は陸が初めてだった。