王子様は地味男!?
尚が出て行き、簡単に仕度をし部屋を出て朝食を食べた。
朝食を食べ終わって部屋に戻ろうと思ったとき、お父様に呼び止められた。
「姫菜ぁ。本当にお見合いしてくれるのか?」
あ、いい忘れてたけど私のお父様は私が大好きなの。
「あ、はい。本当に嫌なら会うだけ会って断りますから。」
「姫菜がいいならいいんだけどさ。」
「じゃあ、スタイリストとヘアメイクは呼んであるから綺麗にしてもらってきな」
「はい。」
部屋に戻ると既にスタイリストとヘアメイクの人はいて、着替えさせられメイクされた。
本当はお見合いなんてしたくない。
じゃあ、何でするかって?
それはお父様のため。
私が出来ることなんてこれぐらいしかない。
そんなことを考えてたうちに終わったらしく、
「相変わらずお美しいです。」
と、二人に言われた。