ボクノキモチ


「あ・・・はいっ、
私、柏原くんが好き・・・。」




都合よく、誰もいなかった。





「え・・・。」





間近で、告白されるのは初めてだった。




いつも手紙が多かったから。




読んだことはなかったわけだけど、

何となく分かってた。




「あの・・・返事・・・。」



目の前で、
赤くなっている女子がいた。




僕は、その瞬間、その女子を泣かせていた。





だから・・・



恋愛はめんどくさい。

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