待ってて
あの日々
私が、中1の時津野田先輩と出会った。



その日から私たちは、分かれの日に向かって一歩一歩歩み始めた。



あれは、雨が降っていた日の事。

津野田先輩が所属するサッカー部が、雨のため放課後の部活が中止になった。

私麻由が所属する吹奏楽部は室内でやっているため、部活はやっていた。

2年生教室でフルートを練習していたら、急にドアが開いた。

そこには、サッカー部とすぐ分かる、練習着を着ていた先輩3人がいた。


2年生のフルートの彩先輩は、そのサッカー部の3人の先輩と、話していた。

急に、その3人の中の1人が私に向かって歩いてきた。

その先輩は、


「お前、一年だよなっ、名前なんて言うの?」

と、いきなり話し掛けられた。

私は、すごくびっくりして、とにかく話さないと・・・・

「あっ、あっはい。名前は、佐々木麻由!」先輩は、動揺した私を見て笑いながら


「俺は、津野田恵太よろしくなっ」
と言って去っていった。

不思議な人。

面白いかも・・・・
と思った。

次の日。

私は、図書室に行った。
そしたら、津野田先輩がいた。

でも私は興味がなかったため、いつものコーナーに行った
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