もう一度
それから熱は微熱程度まで下がり、龍哉に家まで送ってもらった。
帰り際、『明日は休めよ』って照れながら言った龍哉。
今朝までのツンツンぶりはどうした…。
ツンな龍哉を含めて好きだけど、
めったに見せない優しい龍哉が見れて、更に好きになった。
さすがに歩けるけどまだ結構痛いから明日だけ休むことにしようかな。
眠りにつくまで、焦って初めてあたしの名前を呼んだ龍哉の表情と声が頭から離れることはなかった。