エスパー探偵
「……立花、本当にそれだけか?
理由はそれだけじゃないんだろう?」

俺がそう言うと、立花は観念したように立ち上がり

「あなたには嘘はつけませんね。
ですが、それは僕の口からは言えません。
それは翔先輩、エスパー探偵が探してください」

「ここの代金は、僕が払います。
それじゃ、頼みましたよ」

「待て立花!
最後の質問に答えてないぞ!」

「ヒントなら、テーブルの上に……」

テーブルを見ると、ある場所までの行き方を記した紙だった。

「ここに行けってか?
小さなヒントなもんだ」
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