隣の山田君

先生はヒロに


「机に臥せてなさい。

 今日は保健室誰も居ないから―」


そう言うと私達に紙を配り始めた。


「これは自白ノートだ。


 山田の死について

 何か知ってることがあれば、

 なんでもいい―


 書いてくれ。


 自分がイジメていたとか、

 ○○君がイジメていたとか、

 少しでも真実を先生に教えてくれ…。


 もちろん、無記名でいいし

 内容は誰にも公表しない。」


そう言うと先生は

菊の花を山田君の机の上に活け、

線香に火をつけた―

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