隣の山田君

私は体調不良のヒロのところに駆け寄った。


「ヒロ、大丈夫?」


「うん…さっきよりマシ―

 私、想像力豊かだからさ…。

 
 でも、先生かなり凹んでたねー。

 やっぱ責任感じてるんじゃん?!

 イジメに気付かなかった私が悪いんです…。

 みたいな!


 先生が学校辞めたら

 私告白しよっかなぁ~。」


「もうっ!!!

 こんな時にヒロは、

 何処まで想像力豊かなわけぇ!?」


ヒロは私と違って先生にホの字♪

携帯小説にはまりだしてから

ヒロの趣味はコロッと先生に変わった。


私からしたら、オヤジじゃん!

って思ってしまうけど…

青春時代には、これがいぃんだってぇ~

私には理解しがたい世界!!
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