隣の山田君

「おぉ~。センセー怖っっ!」


塚本の馬鹿にした態度が

また私の頭にカチンときた…。

私はついつい、教師として

言ってはいけない言葉を口にした―


「塚本!お前イジメてただろー!

 証言もいくつか上がってるんだ

 正直に言ったらかばってやるぞ!」


「俺なんもしてねぇーよ!

 山田とは…別に…

 ・・・・・・

 普通の友達だよ!」


生徒からの自白を待つつもりが、

カーッ!となり

生徒を脅迫していた自分に気が付いた…。


「ゴメン。出ていいぞ。

 何か思い出したら言ってくれ―」

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