隣の山田君
寺崎は泣きだし、必死に

私にすがり付いて来た。


「詳細を調べるから―

 もうじき、嫌でも

 警察の捜査の手が忍び寄ってくるはずだ。

 それまでにどうにかしないと…。」


私はそう言った。

クラスのイジメにすら気が付かない

のほほん教師―

そんな週刊誌の題名が頭を過ぎった…。
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