隣の山田君
―俺(寺崎)は
塚サン(塚本)が出て行ったから
慌てて後を追ったんだ。
精神的にやられてるのがわかったから、
塚サンを一人にしたらだめだと思った―
「塚サン…
センコーに何言われたんですか?」
「俺の名前が上がってるって―
お前が犯人だろ―って。
でも、俺は何もしてねぇ。
そぉだろ?
だから、何も言わなかった―
チキショー!!」
・・・・・。
俺の時間が止まった―
俺がさっきセンコーに言った言葉が
舞い戻ってきた…。
売っちまったのは俺だ…
大切なリーダー
大切な仲間を―
だが、怖くて言い出せなかった。