隣の山田君
―私(妻)は下の子を抱きしめた。
旦那の小さい背中を眺めながら、
子供に同意を求めるかのように
呟いた…。
「なんで…なんで…
うちの家計ばっかりこんな目に…
光男を奪った上でパパまで…
嫌ぁ…
パパ…
そんな事してないわよねぇ?
そんな嘘…
信じないんだから…。」
私は悲しみの底に現れる悲しみを経験した…
もう何が起きても怖くない
何があっても立ち向かっていける―
そんな気がした。
旦那の小さい背中を眺めながら、
子供に同意を求めるかのように
呟いた…。
「なんで…なんで…
うちの家計ばっかりこんな目に…
光男を奪った上でパパまで…
嫌ぁ…
パパ…
そんな事してないわよねぇ?
そんな嘘…
信じないんだから…。」
私は悲しみの底に現れる悲しみを経験した…
もう何が起きても怖くない
何があっても立ち向かっていける―
そんな気がした。