隣の山田君
私は真相を調べていくにつれ、
パパが虐待をしていると言い放った犯人が
川添先生―
と言う事を知った。
直接話を聞いてみるしかないと思い、
私はすぐさま学校に向かった。
「すみません!川添先生お願いします。」
「あぁ…。山田さん…。こんにちは。
先日は大変でしたね…。
少し元気出ましたか?」
「いえ…。
あなたが根も歯もない事を言うから
旦那が…警察に…。」
「はて…?何の事でしょうか…?」
「虐待!うちの子が受けてるって!
何処にそんな証拠があるんですか!
大体、私は聞いてませんよ!
普通虐待してるの知ってたら、
親に言って協力を求めるのが
教師なんじゃないんですか?!」
「私はてっきり、光男君が
母親には相談しているものだと
思っていました。
知らなかったとは…
失礼。」
「ちょっとぉ~!
何よ!その態度!」