幼なじみは俺様アイドル
『俺が浮気すると思う?…こんな可愛い奴が彼女になろうとしてんのに』
「へっ!?」
″こんな可愛い奴″?…私!?
『ま、そういうこと。じゃあチケットは明日届くようにしておくから。学校に言ってこっちに来いよ?』
「うんっ!!」
ピッ。
電話を切り…心愛ちゃんと顔を合わせた。
『やったぁああああ!!!』
二人で喜んで、二人で泣いた。
…うれし泣きと、悲し泣き。
だって、私たち…もう″彼女″じゃない。″ファン″だ。