幼なじみは俺様アイドル



「やだっ!」


私は咄嗟に大声を発してしまった。


「なによ!?」


ムキィ!とでも言いそうな顔でこっちを睨んできた早紀さん。


も、いいや。どうなってもいい。


「私、葵の彼女です!!」


本音を打ち明けた。


「あ~ら、やっぱりそうだったのね?」


やっぱり?…気付いてたってこと?


「ま、今に見てなさい。あなたたち、絶対別れさせてやるから!」


…別れさせる?無理だと思うけどな。


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