溺愛オオカミ




『キャーー!』


女の子たちの声が響く

これも毎朝のことで慣れました



「たいちくーん、おはよ!」

「王子、今日もかっこいい!」


あっというまに女の子に囲まれる太一


毎朝お疲れ様です。



そして、私と美月で教室に向かう


「最近、王子不機嫌だよね?」

「大事なものが人にとられそうで焦ってるだけ!」



私は自分の席について隣の空席を見ながらニヤニヤ


「あき、ニヤニヤしないでよ」

「え~、私ニヤニヤしてた?そんなつもりなかったんだけどな~」

「そんなにずっと隣の席見たって今日来ないかもしれないわよ」

「今日はなんか来る気がする!!」

「もう1週間も来てないのよ?」



今日は来るもん!勘だけど・・・




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