溺愛オオカミ
ピンポーン
ん?誰だろ・・・
「はぁーい!誰かしら。ちょっと見てくるわね」
ドアが開く音がして
「いらっしゃーい!どうぞ、入って」
お母さん、声大きすぎ!
「あき~、準備終わったの?」
あっ!美月だ!!
「美月!来てくれたの?ありがとっ!!お母さんじゃ当てになんなくて。これ変じゃないかな?」
「かわいいじゃない!!あき、気合入ってるわね~」
き、気合入ってるように見えるのかな?
「やっぱりデートなんだ!相手は?太一くん?」
なんで太一なのよ!
「太一じゃないですよ~!ね、あき」
もう美月もこれ以上言わないで!!
「ねえねえ、美月ちゃん!どんな子なの?」
「そうですね~、一言で言っちゃうと愛想がないです」
たしかに愛想はないけど・・・