溺愛オオカミ




お昼になって戻ってきた、桜田くん


でもすぐに出て行こうとしたから、追いかけた



「桜田くん!一緒にお昼食べない?」

「・・・・」


またシカトかな・・・?



「帰る」


返事してくれたのはすっごいうれしいんだけど・・・


帰っちゃうんだ・・・。



「そっか…、また…あした、ね」

「………おい」

「はい!」


話しかけられたのなんて初めて!!


難しい顔をしながら


「何で俺に関わろうとするわけ?」

何でって・・・


「好きだからだよ?」

「はあ?」

「だからだいすきだから!」


心底嫌そうな顔をしながら



「お前って本当の馬鹿?」



だって好きなんだもん!




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