2番目の恋


「ちょっと待ってください!!今呼びますから。」

「あ、うん。」

「響宇、パパ呼んで!!」

「なんで俺が…」

「今日の朝、虜宇の真似したことパパに言うよ?」



「……はいはい。」

「えーと。パパ??」

「はい。私のパパが学園長です。」

「鹿野緒宇さん?」

「はい。パパをご存知で?」

「よく、ポスターとかをたのまれるからね。」

「あ、そうですよね!」

「って、タメだよね?敬語辞めなよ。」

「え、あ、うん。」

「さっきの響宇くんは?」

「あ、私の双子の兄だよ。」

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