2番目の恋



夜、

「響宇!」

「んだよ?」

「エレベーターまで運んで?」

「はぁ?んでこんな重いんだよ。」

「乙女だから。」

「意味わかんねー。」

「だって響宇がスーツケース貸してくんないからじゃん。」

「虜宇兄の借りろよ。」

「あ、そーだね。」
< 36 / 77 >

この作品をシェア

pagetop