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緊急事態!?

~♪~♪~♪~
アタシの携帯が鳴っていた。
―着信:ユウ―
優かぁ…。最近会ってないなぁ~。
優はアタシの幼馴染で学校の中でも、一番仲がいい。頭もよくって、男の子にモテて…とにかく、アタシの自慢できる親友。
「もしもし?優どした?突然??」
「どーしたも、こーしたもないぃっっ!!早く来て!大変なんだから!」
ガチャ。
…それだけ言われて、勝手に電話を切られた。
と…とにかく行かなくちゃ!!

「ゆぅぅぅぅ~~~!!!」
急ぎ急ぎで言った場所は優の家。
「だいじょぉ~ぶ?ゆう!!?」
「あら、美紅ちゃんいらっしゃい。ひさしぶりねぇ。」
家から出てきたのは優のお母さん。
「優は?優は大丈夫なんですかっ!?」
「優がどうかしたの??」
優ママは、突然のアタシの態度にびっくりしていた。
優めっ…。ハメやがった。
「優は、部屋にいるからゆっくりしてってね。」
ドタドタドタッッ!!
走って優の部屋まで駆け上がった。
「ゆうぅうううう~~~!!」
「おおぅ!ベストタイム!!新記録だよ!みくっっ!」
は??何やら優は電話してから優の家まで着く時間を言ってるらしい…。
「ゆうぅぅぅ!!ハメやがってェェェ~~!」
「まぁまぁ。落ち着いて。今日は本当に用があったんだから(汗))」
優がようがあるって、珍しいなぁ。なんだろっ??
「実はね………。」

「…えぇぇぇぇ~~~!!うっそぉ~!」
優が、アタシと同じ高校を目指していて、そこに受かったって…マジ?
「だってだってだって!優、あんなに◯◯高校行きたいって!」
そう。優が目指していた高校はトップレベルの優秀校。なのになんで、アタシが行くようなバカ高校に行くの?
「それがね…アタシ◯◯高校行きたいって嘘なんだ!」
優はペロッと舌を出した。
「なんでぇ?どーゆうこと??」
「その…美紅とおんなじ高校に行きたくって。」
それだけーーー?絶対ウソだ。
「ウソでしょ。」
「ばれた?」
「実は…◯◯高校落ちちゃって…。でもぉ…」
そのとき、優の顔が一瞬真っ赤になったのは、アタシは見逃さなかった。
「イケメンがいっぱい、いるのォォォ~~!」
「はぁぁぁぁぁ?」
もぅこの子のことは、ほっとこう。
優はキャァーキャァー言っている。
確かに、アタシと同じ高校は、うれしいけど…イケメン狙いだったとは…。
呆れた…。アタシが、ため息をついていたら
「でもでもっ!美紅とも同じ高校が行けて、一石二鳥♪」
「あ…そぅ。じゃ、帰るから。」
「ちょ…ちょ待って~!」
「なにさぁ~。」
冷たい表情でアタシは言うと、優は悲しそうな表情をして
「どうせ、ママにゆっくりしてってね、って言われたんでしょ?もぅ少し一緒にいてよぉ。ね?美紅チン~!」
まぁ。どうせ家帰ってもやる事ないし、一緒にいてやるかっ。
「んじゃ、ちょっとだけね」
「さすがぁぁぁ~!!」


「今日はありがとね♪」
「全然!!おかげで優にパフェおごってもらったしねぇ♪」
「ご機嫌ですか?美紅様」
「わたくしは、とてもご機嫌ですのじゃ(笑))」
「ごめんね。家まで送ってもらって、今日はありがと、ゆぅ~!」
「どーいたしまして。んじゃねぇ~ばぃば~ぃ!」
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