私を愛して



麻耶さんは素直についてきた

広間にくるとなぜか用意されている茶と和菓子…

そりゃあ和菓子屋だから仕方ないか…


私は着物の裾を掴んで絨毯の上に座った。

麻耶さんも向かいに座った。


沈黙が続く…


先に沈黙を破ったのは私だった。


「この度はお世話になります。麻耶さん…」


私は礼儀正しくお辞儀をする。



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