恋が生まれる瞬間
私は、さっそく黒板に名前を書きに向かう。



「里香、名前書いといて」

「いいよぉ」






黒板付近は、名前を書きに来た子で混み合っていて、なかなか黒板までたどり着けない。



もみくちゃになりながら、人の間から手を伸ばし、なんとかチョークを掴めはしたけど…





なんとか、届かないかと背伸びをしたり、腕を伸ばしてみたけど






「届かない…」
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