恋が生まれる瞬間
留まっていた空気が一気に流れた感じがする。




「コレ、もう温いけど」

「あ……ありがとう」



ホイと渡されたのは、少し温く鳴ったミルクティ





「あ、もしかしてさっきコレ買いに行ってくれたの?」

「お前連れて行くんだったな。ごめん」


「ううん、鳴瀬君のせいじゃないから謝らないで。ありがとう」





「ああ、」

プシュっと開けると、甘い匂いがする。
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