恋が生まれる瞬間
――近い!!!





「鳴瀬君…?」

「あ?」

「あの……」




その時、酔っ払いのおじさんが、私達の横を通り過ぎて行った。




「お前、危ないから」

「えっ?」




ああ、鳴瀬君は私を通路から奥の席に移動させてくれたんだ。




「あ、ありがとう」

「うん」
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