恋が生まれる瞬間
「里香―!大丈夫なの?」

「あ、うん。ありがとう。もう大丈夫」

「もう!心配したんだよぉ」

「ごめんね」




ペチペチを体のあちこちを叩きながら、無事を確認する南ちゃん


「ちょっと、南そんなに叩いたら里香壊れる」




「あ…アハハごめん。ごめん」





「さ、行こう」と真由ちゃんに手を引かれて歩き始める。





「里香、休んでる間のノートちゃんと取ってあるからね」

「あ、うん。ありがとう」




「そういえばさー今日――」

「あっ、あのさ、ちょっと話しが――」




二人ののんびりした会話を遮るように急に大声をあげてしまった。
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