恋が生まれる瞬間
「はぁ―」


誰にも聞こえないくらいの溜息をついた





ちょんちょん



……?




背中を押された?…気がする




ちょんちょん





「戸田ってお前じゃねーの?」



「え?」


振り返ると、背中をつついていたのは、後ろの席に座る子だった。
< 5 / 542 >

この作品をシェア

pagetop