恋が生まれる瞬間
そしてカラカラカラと扉を開けてくれた。


「はい!あ、あの3週間よろしくお願いします。頑張ります」




ペコリと頭を下げる


「よろしくね」



隣で仏頂面する鳴瀬君には聞こえないくらい小さい声で「鳴瀬に飽きたらすぐ言って。戸田先生ならいつでも受け入れるよ」と言われた。

「それはないのでご安心を」と一言伝えて保健室を後にした。



後ろから豪快に笑う小柳先生の声がする。

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