恋が生まれる瞬間
「戸田、声デカイ」

「すみません。って、鳴瀬君のお家に行っていいの?」

「えっ?そのつもりだけど?帰る?」

「………」


シレっと言う鳴瀬君は、表情一つ変えずに横を歩いている


――鳴瀬君の部屋に行けるんだ。



あ!でも、何も手土産持ってこなかった。

あれ?靴下とか穴あいてないよね?




ちょっと待って!鳴瀬君の部屋に行くってコトはそういうコト…?



――どうしよう。そんな心構えが……
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