恋が生まれる瞬間
妙な勘違いをする永田の頭を一発叩いて

「違うよバカ。はしゃぎ疲れて寝てるの」



すると、俺の制止する間もなく「どれどれ」と部屋に上がり込む永田

慌てて後を追うと、入口でパタっと立ち止まる


「あの顔見せられたら、何もできないわけだ。罪だね戸田」

「まぁな」


ポンポンと肩を叩かれる
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