恋が生まれる瞬間
「いいもん見れたから帰るわ。明日、杏子も来るんだ。久しぶりにメシどう?」


「悪りぃ、戸田今晩帰るんだ」

「そっか、じゃあまた今度。鳴瀬だけでもどう?またアイツ食いきれない量作るだろうから」

「俺もバイト。頑張って食べないとな」

今度は俺が肩を叩いた。


「マジ俺、メタボが心配…戸田によろしくな」

後ろ手に手を振り帰る永田を見送って、今度はしっかり戸締まりをした。
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