無理矢理☆キッス
9.結果
リュウが走り去っていったあと
私はしばらくぼぉっとしていて、その場に立ち尽くしていた。
「里美ぃ〜!!」
名前をよばれて、はっと振り返る。
「香織…!」
私のことを呼んでいたのは香織だった。
「里美!次、先輩達の試合だよ!?」
うそ…
そしたら……
「男バレの試合応援できないじゃん…。」
よりによって女バレと試合かぶっちゃうなんて……
「気になると思うけど、今は先輩達のところ行こう?」
「うん……」
大丈夫だよね…?
きっと…
きっと勝つよね?
不安を残したまま、私達は先輩達のところへ向かった。