無理矢理☆キッス
ピピーッ……
「お願いしまーす!」
先輩達の試合が始まった。
「ナイッサーブー!!」
私達は一生懸命、応援する。
男バレの試合も気になるけど、今は先輩達の応援に集中しなきゃ…
私はぐっと目を閉じいったんリュウのことを忘れ、また応援に集中した。
そして一時間後――
残念ながら……
2セット対1セットで、
惜しくも敗退――
そして、またしても泣いてしまった私。
でも、今回は全員泣いていた。
すっごく惜しかった。
それに、とてもいい試合だった。
一回追いついたんだけれど、その後引き離されてしまったんだ。
でも、相手校は優勝候補だったみたいだし、
そのチームとここまで競えた先輩はすごいよ。